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熱処理機

                              インクジェット用
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インクジェット捺染用スチーマー
Steam-XL 1850/Steam-X 1850

新型インクジェット捺染用スチーマー SteamXL1850 インクジェット捺染用スチーマー steamx1850

新製品! Steam-XL1850 はスチーマ内の容積がアップしました。
滞留繊維長が12mになり処理能力が大幅にアップしました!
X1850で布追従型だったローラーが XL1850では自律駆動型に
なり、布へのテンションが低減されました。


小型/高速/環境対応型スチーマー

 オーストラリアのRIMSLOW Pty社のスチームX 1850型は、世界で初めての
連続送り方式の本格的なインクジェット用スチーマーです。ポリエステルは
もちろん、綿布やシルクの処理までできます。             

 処理可能最大幅は1830mmですが、幅2.0m奥行2.5mとコンパクトな構成に 
なっています。単独使用も可能ですが、プリンタを中央に連結して、印刷・
色定着システムとして使用することもできます。            

 バッチ式スチーマーとの比較では、高速性、色むらが少ない、手間が掛か
らない、エネルギーロスが少ないなどが挙げられます。エネルギーロスは、
スチームを冷却循環させて抑えました。特別な廃液処理装置の要らない省資
源・環境対応型設計です。                      

 繊維のスチーム槽内滞留長さが長いほど、高速送りができます。スチームX
1850型は、槽内滞留長さが5mです。綿布なら最高44平方m/時、ポリエステル
なら100平方m/時の処理能力があります。2、3台のインクジェットプリンタ
出力分を、一台で処理できる計算です。                

 写真
 PLC制御なので、パソコン
 へ繋いでオーストラリア
 から直接サポートも可能。
  写真
 繊維の揺動をセンサーが
 チェック。ぶれがあれば
 即座に修正される。


Steam-X 1850 の特長

 スチーム X1850は、反応性染料で印刷された綿などの天然繊維、酸性染料
でのシルク、分散染料でのポリエステルなどを処理できます。これらの繊維
種類を制御パネルで選択すると、熱処理条件も自動的にセットされます。 

 コンデンサー付き水分循環システムと、二重構造のステンレス製蒸気槽が、
エネルギーロスを押さえます。温度コントロールはデジタル制御です。ボイ
ラー付きスチームジェネレータが内蔵されています。          


Steam-X 1850 仕様
 布種類/
 (捺染インク種類)
 綿など(天然繊維)
 (反応性染料)
 シルク
 (酸性染料)
 ポリエステル
 (昇華染料)
 繊維最大幅
1830 mm
 スチーム温度 102 ℃ 102 ℃ 175 ℃
 最大速度 20-40 平方m/時 10 平方m/時 50 平方m/時
 スチーム時間 8-15 分 30 分 6 分
 スチーマ内の繊維長
5 m
 機械長さ x 幅 x 高さ
 2 m x 2.5 m x 1.3 m
 水タンク容量
 20リットル (レベルセンサー付き) 
 消費電力
 10 kW (三相 50/60 Hz 220V)
 最大繊維ロール直径
300 mm
 繊維フィーダー
 繊維の横揺れ防止のためのエッジコントロール装置付

※注意: 記載されている数値は、繊維の重量、品質、厚みによって変わることがあります。



インクジェットプリンタと連結してのシステム運転も可能!


 MIMAKI TX2プリンタと連結したシステム
 一台のスチームX-1850 は、インクジェットプリンタ2〜3台分の処理能力が
あります。その処理能力を最大限に発揮させるにはスチームX-1850を 独立して
使用します。                              

 印刷済み繊維を溜めずに熱処理まで行ってしまいたい場合には、写真のように
中央にプリンタを挟んで連結することができます。他にも各社プリンタ(Konica
ナッセンジャーKS-1600、Roland SJ/FJシリーズ、MUTOH社 RJシリーズ)と連結可
能です。                                


連結時のメリット                    

1. テンション調整により、布が印刷ヘッドにあたりにくくなる。     

スチームXのフィーダー部と巻き取り部の両方に、布のテンション調整機能があ
ります。 プリンタの送りローラーのみでは 紙などの硬いメディアは 問題あり
ませんが、布のような やわらかいメディアの場合たわんでしまい布が印刷ヘッ
ドにあたることがあります。プリンタの前後でテンション調整をすることでこの
問題はおきにくくなります。布に一定のテンションをかける機構がついている(
Mimaki社の TXプリンタのような)プリンタでなくても、やわらかい布への印刷 
がしやすくなるわけです。不良を減らせます。               


2. テンション調整により、低コストの布が使用できる。         

テンション調整機構のないプリンタでは、コーティングして硬くした布を使用す
るか、ライナー紙(裏紙)付の布を使う必要がありますが、スチームXのフィーダ
ー部と巻き取り部を使用すれば やわらかい布をそのまま使えます。消耗資材の
コストを削減できます。                         


3. スペースが節約できる。                      

スチーム処理と同時に巻き取り処理をするので、作業設置スペースと印刷済み
素材の一時保管スペースを節約できます。                

連結時:  巻き出し → 印刷 → スチーム処理 → 巻き取り         

非連結時:  巻き出し → 印刷 → 巻き取り → スチーム処理作業の場所へ移動
 → 巻き出し → スチーム処理 → 巻き取り                






Rimslow社 紹介
Rimslow社
 
Rimslow Pty.Ltd.
www.rimslow.com

30 Apollo Drive, Hallam
Victoria 3803 Australia


 1987年設立。テキスタイル用に、
 カスタム仕様のスクリーン印刷機、
 乾燥機などを製造。インクジェッ
 ト用スチーマーの一号機を、2001
 年の10月の展示会で発表。デジタル
 印刷分野に進出した。


(株)サンリュウは RIMSLOW Pty社の日本総代理店です。



スチームX-1850 のさらに詳しい情報


  → Rimslow Pty.Ltd.
  George Sebek社長
  ロングインタビュー へ
 インタビューへ
========================= インタビューから抜粋 ============================
機械を見ると本当にコンパクトなんですが、小さいということは 蒸気槽 も小型になるので速度が上がらない ということではないんですか?  
Sebek社長 私たちのスチーマーは1台でプリンタ2,3台分の処理ができます。十分 に高速な機械です。蒸気槽内の送り方に工夫を凝らしていまして、槽内の繊維の 滞留長さが5mあるんです。私たちの機械より大きなシステムでも、連続送り方式 なら従来の小型機種はせいぜい2m程度しかスチームに当てられないのが普通です。
Steam-X 1850の紹介ビデオできました!
wmv形式(Windows Media Player対応mpeg4) 18分

    写真

steamx1850 写真


ストリーミング wmv形式(Windows Media Player対応 
mpeg4) 約18分  
動画ファイル Web公開版ビデオ  閲覧方法
  ビデオを見るには ここを↑クリックしてみてください  ※ 見られない場合は 閲覧方法 をご参照ください。 スチーマーの 一般的な解説 →各熱処理機の種類と用途 解説ページ (スチーマー パート)を見る
近日発表予定 インクジェット捺染用コーティング機 (コーター/コーティングマシン) インクジェット捺染用コーティング機(コーター/コーティングマシン) プリコートX1600 紹介ビデオ先行公開(ヨーロッパでの展示会より) 動画ファイル
wmv形式2分(Windows Media Player対応 mpeg4)  閲覧方法
ビデオを見るには ここを↑クリックしてみてください ※ 見られない場合は 閲覧方法 をご参照ください。

新聞発表より

インクジェット捺染用スチーマー発売  株式会社サンリュウは、オーストラリアのRIMSLOW Pty 社が製造する インクジェット用スチーマーの独占販売権を取得。2002年9月19日から 21日まで開催されるサインディスプレイ展示会でビデオ紹介し、国内で の販売を開始する。                         アパレル業界やバナーサイン業界などで使用される捺染用スチーマー は、スクリーン捺染用のものが販売されてきた。スクリーン捺染は大量 生産品に適している印刷方法。使用されるスチーマーは、高速大型仕様 になっていた。しかし最近は個性化が進んで、デザイン毎の繊維生産長 さが短くなっている。このため版を必要とするスクリーン捺染から、無 製版方式であるインクジェットへ需要が移り始めていた。        一方、注目を集めたがインクジェット捺染だったが、普及したのはポ リエステル捺染だった。ポリエステル捺染は、熱処理だけで発色・定着 する。スチームが要らないので、熱処理装置が安価に作れるのが理由だ。 市場の半分を占める綿布への対応は、熱処理装置が複雑で高価なために 普及が大きく遅れていた。RIMSLOW Pty社のSteam-X 1850型は、本格的 なインクジェット用スチーマーとして世界で初めて発表されたもの。ポ リエステル捺染も直接印刷布を処理するので、転写捺染布よりインクが 内部に染み込んだ濃色の染め物が得られる。              Steam-X 1850型は、連続送り方式のスチーム熱発色機。処理可能幅が 1830mmで幅2.0m 奥行2.5mと、処理可能幅のわりにコンパクトな構成に なっている。単独使用も可能だが、プリンタを中央に連結して、印刷・ 色定着システムとして使用することもできる。特長の一つは、スチーム を冷却循環させてエネルギーロスを抑えた省資源・環境対応型設計。特 別な廃液処理装置は要らない。                    もう一つの特長が、スチーム槽内部に滞留する繊維長さが5mと小型装 置では極端に長いこと。スチーム槽内滞留長さが長いほど、高速送りが できる。Steam-X 1850型は、綿布なら最高44平方m/時、ポリエステルな ら100平方m/時の処理能力がある。2、3台のインクジェットプリンタ 出力分を、一台で処理できる。                    サンリュウはこれまで、ポリエステル布インクジェット捺染のために、 分散染料インクや熱転写機を販売してきた。Steam-X 1850型の発売を期 に、今後は綿布用に反応性染料インクも販売して行く。Steam-X 1850型 の価格は、一台640万円(税抜価格) 。               

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