ポリメリック機がEPSON機と並んで展示 (ヨーロッパ展示会にて)		FIRSTビニル 曲面施工例:バーナー加熱変形し車両へ施工可能

新発売　昇華転写用蛍光色のご紹介　

昇華転写のトータルなシステムをご提案します。

1. インタビュー/有限会社 はりたや・上杉社長

2. 新しい出力素材のご紹介

3. 昇華用蛍光インクについて

4. 知っていますか？　RIPの選択

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インタビュー

「数は少なくても納得の行くものを作りたい」

��好きな仕事�≠ﾉ取り組んで10年

有限会社 はりたや　 上杉 社長

成功する確率が50％でもやる　　　


上杉社長は、元フランスにすんでいらっしゃって、
写真家だったそうですね。　　　　　　　　　　
上杉社長　好きなことをやってます。日本に戻って看板屋を始めてから
は10年位ですね。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　




どうして看板だったのですか？　　　　　　　　
上杉社長　看板屋は、画像や文字をどう出力するかでしょう？ 写真の
ファインダーに構図を決めて取り込むのと同じですよ。儲からなくても
いいから好きな仕事をやりたかった。　　　　　　　　　　　　　　　



好きというだけで簡単に決断できたんですか？　
上杉社長　世の中が低成長の時代に入ったころでした。儲けようと思う
と難しいかも知れません。私は食える位でいいんです。ビルが建たなく
ても、楽しみながらやればいいという考え。そんな考えだから、成功す
る確率が50％でもやれる。宝くじの確率よりずっといい。後は自分が　
がんばるだけですね。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

欲をかかなければ、しっかりした成算が無くても
決断しやすいということですか。それにしてもリ
ストラの時代に、今回新たな設備投資をされまし
た。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　


私はいいものを作りたいんです　　

上杉社長　ビニールの熱処理機(ポリメリック機 写真参照 ↑)に輪転
昇華転写機。そう、お金もすっかりなくなっちゃいました。だけど不景
気だから面白いということもありますね。それと私はいいものを作りた
いんです。何百枚という仕事は入らなくていい。その代わり、数は少な
くても納得できるものを作りたい。デザイナーは人と違うことをしない
と価値が無いんですよ。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　




今までのRIPを捨てて、カラーマネジメントの充
実したRIPに代えるのは“良いものを作りたい”とい
う一環ですね。　　　　　　　　　　　　　　
上杉社長　そう。FIRSTビニルと昇華転写素材は新しい素材です。色合
わせをしないと。FIRSTビニルは、屋外用電飾フィルムになったり、バス
なんかの加飾に使える。切りっぱなしができて施工性が良いですね。昇
華転写は、のぼりとかバナーです。鮮やかで耐水性だから、今まででき
なかった表現ができる。( FIRSTビニル 曲面の施工例: 写真参照 ↑)　




客層が変わりますか？　　　　　　　　　　　
上杉社長　出入り業者さんに説明したり、お世話になった方たちに電
話したりで、今少しずつPRを始めました。「ひげはやした変な奴だけど、
あいつに頼むと何でもやってくれるな」といわれるようになりたいですね。

顔料インク用
車体加飾フィルム


FIRSTビニルとSTビニルは、印刷後に熱処理（ポリメリック処理）
が必要。インク受理層を熱で溶かして顔料を埋め込む。表面は平
滑になってラミネートの密着が良くなる。　　　　　　　　　　


　車体は多くの曲線から構成されています。画像フィルムの施工には技術
も求められますが、出力素材には、曲面に追随する柔軟性や、端面処理し
なくてもラミネート剥がれが無いなどの性能が要求されます。当社はこれ
らの条件を満たす素材として三種類を用意いたしました。FIRSTビニル、F
IRST STビニルと、新発売の耐水オレフィンのり付きです。　　　　　 　

　FIRSTビニルは、元々車ボディの加飾のために開発された素材で、ヨーロ
ッパでは屋外耐候４年が保証されています。FIRST STビニルは、それと同
一コーティングですが、１年から２年程度の廉価版です。耐水オレフィン
フィルムは、１年以内の短期用低価格素材で、地方自治体などが「脱塩ビ
」宣言をする場合に提案できる境対応素材です。　　　　　　　　　　　

　以上の三種類のフィルムは、端面を切り放しでも水が浸透してきたり、
ラミネートが剥がれる心配がありません。曲面への施工時は、バーナーな
どで熱を加えながらフィルムを引き伸ばして貼って行きます。いずれも水
貼りができ、剥がす際にはのり残りの少ない素材です。　　　　　　　　

顔料インク用バナー素材
これまでの布素材は、価格が高く、耐水性が不十分でした。デコテックス
なら、薄手は389円/平方mです。耐水性も、水中で揉んでも大丈夫なくら
いの強さです。店頭POPバナー素材は耐水ターポリンがあります。　　　



昇華インク用バナー素材
　プレス式転写機をお使いの方向けの、特殊なフィルムである、デュアル
ビューフィルムです。両側から画像が鮮明に見えます。ウィンドウに貼れ
るフィルムですが、ターポリンに貼ってバナー素材として利用できます。

１．昇華インクHANAEシリーズ　　　　

　HANAEインクシリーズは、染料インクの鮮やかさ、洗濯もできるほどの
耐水性、インク受容コーティングが不要なため 素材の風合いが保たれる
、素材価格も安いなどの特徴があります。バナー素材、電飾フィルム、
アパレル素材、スポーツ用品などの印刷に広く普及しています。　　　

超耐候性インクHANAE-III タイプは、促進耐光性試験1000時間をクリア
しており、長期耐候性を求められる屋外需要にも対応できます。　　 　

２．新発売の昇華インク 蛍光タイプ HANAE-Fについて

新発売の蛍光インクは、「もっと目を引きたい。派手にしたい」という
需要に応えるものです。蛍光インク文字やマークは、これまでスクリー
ン印刷などで制作されてきました。しかし、短納期品や、少ロット商品、
写真画像を含んだ商品などにはインクジェット方式が最適です。一部こ
の目的でインクジェット用蛍光インクが使用されたことはありますが、
耐水性や耐光性が不十分で広く普及はしていません。新発売のインクは、
これらの問題を解決します。ポップ看板やアパレル商品への拡販が期待
できる商品です。各社の普及型ピエゾプリンタからRoland FJ-600型 や
Mimaki JV4などの高速プリンタまで使用できます。　　　　　　　　　

知っていますか？　RIPの選択


アドバイスギャル

　今日はRIPのお話。みなさんも、正直どの会社のRIPを買ったらいいの
かよく分からないでしょう？ 私もそうだったんです。でも、ちょっと
だけ利口になりましたよ。そこんとこを、ちょっとだけですけど、教え
ちゃいます。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　大事なのは、お仕事で「何をするか？」ですね。もしもですよ、昇華
印刷なんかを考えていらっしゃるなら、大事なのはカラーマネジメント
機能。だって、昇華インクって、すっごく色が濃いんです。RIPに助け
てもらって色合わせをしないと大変だってことが分かったんです。Phot
oShopで画像毎の色修正なんて、ホントやってられない。カラーマネジ
メント機能のあるRIPって、色彩計で色を計れるやつですよ。次がスポ
ットカラー印刷機能。最近、蛍光インクが出ましたよね。このインクを
使うのに、スポットカラー設定するんですって。そうすると、６色プリ
ンターなら、基本４色の他に空いている二つのスロットに蛍光黄色、蛍
光赤のインクを入れて使えるんです。　　　　　　　　　　　　　　　

昇華印刷なら、この二つ。カラーマネジメントとスポットカラー印刷機
能ですよ。それじゃ又、ビシバシ出力して儲けて下さいね。　　　　　





JET NEWS 第７号 終了