技術情報PX-H6000プリンタ用昇華印刷システム

高画質印刷を高速印刷で実現

EPSON PX-H6000プリンタ用
昇華印刷システム

PX-6550/6250S用昇華印刷システムの後継として、最新PX-H6000に対応した昇華印刷システムが完成しました。新しいシステムでは、ライトインクを含む7色インクで高速、高画質印刷が可能になります。

1.システム構成

A. プリンタ PX-H6000
B. インク補充装置 PX-H6000用インク補充カートリッジ
C. 昇華インク HANAE-PX-Hインク
D. リップ PosterPrint14 SE A3
E. 昇華転写紙 薄手、中厚速乾、厚手速乾
F. 熱処理機 Insta社小型転写機 M-138 他
G. その他置 メンテナンスタンクICチップリセッター

印刷装置として必ず必要な物が、上記の、A、B、Dとなります。消耗品として、C、Eが必要です。別途熱処理機をお持ちでない方は、Fをお買い求めください。

2.システム詳細

A.EPSON製 PX-H6000プリンタ(10color A2プリンタ ロール紙対応)

価格:実売価格 \210,000前後~ 2013.3月価格比較サイトの情報より

昇華印刷を行うためのプリンタ本体です。用紙幅420mmのロール紙に対応し、昇華印刷に求められる性能を有する一番良いプリンタです。従来機種の4色モデルに迫る印刷速度で7色印刷が可能です。昇華インクを使うために、プリンタ改造をおこなう必要は無く、無改造なので安心して使えます。プリンタ自体は弊社から買う必要はありません。電気量販店等で安くご入手してください。

ちょっと質問。他のプリンタは?

同じA2サイズ印刷プリンタとして安価なPX-5002がありますが、残念なことにPX-5002には排紙ローラー問題があります。この問題は、転写紙に印刷したインクが乾燥する前に、排紙ローラーが印面に触れて転写紙に排紙ローラー跡を付ける問題です。PX-5002は、この問題がクリアーできないため、昇華用プリンタとしてお勧めできません。

同一クラスの印刷速度比較

実際に生産で使用する解像度で印刷速度を比較してみましょう。一般的に720x720がインク濃度、印刷品質、印刷速度のバランスが優れておりよく使われています。解像度720x 360は印刷速度が速くなりますが、解像度が下がることによる印刷品質、インク濃度低下があります。

プリンタ名. PX-H6000 PX-6250S PX-6550
色数 7色印刷 4色印刷 7色印刷
解像度
720x360 2:23 2:10 2:30
720x720 3:40 2:36 5:02

比較すると、PX-H6000は従来に比べて解像度720x720の印刷速度が高速化したことが分かります。実際にはPX-H6000は、印刷前後の機械動作時間他と比べ20秒ほど長いので、ロール紙を使って長尺印刷を行うと4色印刷のPX-6250Sと7色印刷のPX-H6000の差はさらに縮まります。全般にPX-H6000は、低解像度ではその差は微小ですが、1440x1440といった高解像度印刷では大きな差がでるので、高解像度を早く印刷したいお客様には最適な機種といえます。

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B.PX-H6000用インク補充カートリッジ

11スロットセット \74,800円(税別) 各色 各\6,800円(税別)

昇華インクをプリンタで使用するのに必要なインク補充装置です。PX-H6000使うインクカートリッジにはICチップが付いており、これがインク残量表示およびプロテクトになっています。

このインク補充装置はICチップが装着されておりプロテクトをクリアします。インク補充装置の形状は、長細いインクカートリッジタイプです。インクの補充方法は、別途ボトルに入ったインクを、カートリッジ後部のインク注ぎ口から注ぎ込む方法です。インクが少なくなったら再度インク注ぎ口から補充し、ICチップリセットを行えば繰り返し使えます。カートリッジ交換ではないので無駄に捨てるインクはありません。

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C.昇華インク HANAE-PX-Hインク

200cc \2,400 (税抜)/1色あたり

500cc \4,600 (税抜)/1色あたり

1Lタイプ \7,800 (税抜))/1色あたり

昇華転写は専用の昇華インクが必要です。普通のインクとは異なり熱を加えることでインクが昇華(気化)して、化繊生地や昇華用グッズ類を着色します。PX-H6000向けに用意したこのインクは、最新プリンタ対応の昇華インクです。

ご用意する色は、一般的な6色(シアン、マゼンダ、イエロー、ブラック、ライトシアン、ライトマゼンダ)に加え、グレーインクをご用意しました。さらに黒インクは、布生地に特化したコンクブラックと、様々なメディアで安定した発色を得られるノーマルブラックと2種類を用意しました。PX-H6000では2種類の黒インクを入れてリップ操作で切り替えて使用することが可能です。

※注意※

グリーン、オレンジ、ライトグレーのインクに関してはご用意しておりません。プリンタが故障しないようにインク充填は必要なので、ダミーとして別色の昇華インクを充填し使用します。

インク補充装置代を含んでも安い。
昇華インクランニングコスト。

A2サイズ印刷時のEPSON純正インクランニングコストは、
77円※1

A2サイズ印刷時のHANAE-PX-Hインクランニングコストは、
約25円※2

インク補充装置代を含む、ランニングコストでも、
約28円※3

価格はお客様の使用状況に応じて変動します。なお、ヘッドの保護および印刷品質を最適に保つため、電源投入時ならびに印刷中にも定期的に各色インクは消費されます。

算出方法

※1

www.epson.jp/products/maxart/pxh6000/feature.htm#lowcost

※2

EPSONホームページより、EPSON純正インクA2サイズランニングコスト表示 77円(200mlインクカートリッジ使用時/インクカートリッジ単価7,800円、1mlあたり39円)に対し、HANAE-PX-Hインクは、200mlインクボトル¥2,415で、1mlあたり12.075円。2mlで24.15円繰上げして約25円

※3

インク補充装置の償却費用として、年間1リッターで3年間使用と仮定した場合、3000ml÷200mlで15カートリッジ分。\7,140÷15回で、1カートリッジあたりのコストは476円 476円で200ml入るので、1mlあたりでは476円÷200mlで、2.38円となります。

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D.リップ PosterPrint14 SE A3

PX-H6000設定付属 \149,000 (税別)

綺麗な商品を作るのに必要なプリント専用ソフトウェアです。このソフトを使用することで、標準ドライバーを使用せず印刷することが出来るので、標準ドライバーで発生する発色問題を解決します。またPX-H6000の場合、10色に対し実際に使用するのは7色なので、リップから印刷を行わないと正しい発色になりません。このリップには標準的なPX-H6000用の昇華転写用設定が1つ付属しています。この設定を使えば、ご自身で画像毎に色修正する手間が軽減され、昇華インクの鮮やかさを使った印刷が可能です。

ちょっと質問。リップがない場合どうなる?

PX-H6000は、グリーン、オレンジといった、特色用インクスロットを持つ機種です。標準ドライバーには、グリーン、オレンジを使用しない。という設定がありません。結果、正しい色で印刷すること自体が出来ません。PX-H6000では必ずリップが必要となります。

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E.昇華転写紙 薄手、中厚速乾、厚手速乾

薄手Light 420mm x 92m  \5,200 (税抜)

中厚速乾 420mm x 67m   \5,000 (税抜)

HB厚手速乾 420mm x 85m \8,250 (税抜)

昇華インクを印刷する紙には、専用の昇華転写紙が必要です。昇華転写紙を使わずに印刷すると、熱転写時に発生する昇華ガスが用紙裏側に抜けてしまい、発色が薄くなる問題や、機械を汚して汚れを発生させる原因になります。弊社では用途別に3種類の異なる転写紙をご用意しています。コストも魅力です。ロール紙で給紙すれば1㎡\122円代からの低価格です。

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F.Insta社小型転写機 M-138 他

Insta M-138型 \158,000(税別)

印刷した転写紙を使って昇華転写するのに熱処理機が必要です。昇華転写はトナー転写と違い、温度ムラの無いヒーター性能と、均一な圧力を加える性能が必要です。結果、熱処理機といっても、昇華転写に使用できるタイプと、使用できないタイプがあります。

世界トップシェアを持つInsta社の熱処理機は、昇華転写に必要な性能を有するトップメーカーです。Insta M-138型はTシャツなどの薄物布転写にお勧めです。タイルなど厚物の転写をご検討されているのであれば、Insta M-204型をお勧めします。その他、マグカップに転写するための専用のマグプレス機や、市販のオーブントースターとの組み合わせで使うマグクランプなどがあります。

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G.その他 メンテナンスタンクICチップリセッター

プリンタの消耗部品の一つに廃液を貯めるメンテナンスタンクがあります。メーカー標準品は、適切に産業廃棄物処理できるようにインクを固形化して交換して捨てるようになっています。メンテナンスタンクICチップリセッターは、お客様がメンテナンスタンク内部の廃液を、適切に処理した後、再利用できるようにICチップの残容量をリセットするための機械です。メンテナンスタンクを再利用することで、ランニングコストを下げることが出来ます。※使用に関しては制約がありますので、ご購入前に必ずご相談ください。

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ご使用に関してのご注意

プリンタに弊社インクを入れご使用することについて、分かる範囲では下記の制約があります。ご使用のご判断はお客様の自己責任のもと行ってください。

プリンタに弊社のインクを装填した場合、メーカーの保守や保証が適用されません。プリンタが破損した場合、有償での修理になります。また修理を拒否される場合があります。

インクあるいは補充システムを使用して生ずる、直接的または間接的なプリンタの損傷を含むお客様の一切の損害に対して、(株)サンリュウは責任を負いません。インクを使用してお客様が加工作成した商品に関して、(株)サンリュウは責任を負いません。

一部のパーツなどは予告無く改良、変更が加わります。

本案内は2013年2月の情報を元に作成されております。

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