転写もできるピエゾプリンタ用昇華インク HANAE II発売

 NOVAJET・サーマルタイププリンタを用いたインクジェット捺染システムを販売する(株)サンリュウは、新たにピエゾタイププリンタで使用できる昇華インクを2000年1月から発売する。

 これまで販売してきた捺染インクHANAEも今回発売する昇華インクHANAE IIも、いずれもポリエステルなどを染色するための分散染料インク。加熱処理時に、発色すると同時に色素がポリエステル内部に浸透して耐水性になるので、染料の鮮やかな発色をした画像を屋外用途に使用できるようになる。

 従来の捺染インクHANAEは、NOVAJETV、NOVAJET PROに使用される直接印刷用インク。新発売のHANAE IIは、ピエゾプリンタ用の昇華タイプインク。直接印刷はもちろん、転写印刷もできる。オフィス用A2サイズプリンタEPSON MJ-8000Cに使われるタイプと、Roland社などの業務用大型ピエゾプリンタに使われるタイプの二種類がある。

 印刷可能な素材は、HANAEインクがポリエステル布やアセテート布などに限定されていたが、HANAE IIはそれら布類はもちろん、より低温で発色するためビニルシートやポリエステルフィルムなどの印刷にも使用できる。

 一例を挙げれば、フランスCOMPU-DIF社がヨーロッパで屋外耐候4年保証している顔料用FIRSTビニルに印刷できる。印刷後にポリマライズ(非接触加熱)処理を行えば、顔料では得られなかった鮮やかな発色をする。ラミネートした高濃度画像は車ボディの加飾の他、裏のりつき屋外用電飾フィルムとしての需要も期待できる。

 印刷された色は通常の染料や顔料インクのものとは異なるので、色修正カーブが必要になる。同社は、ErgoSoft社の低価格リップPosterPrint(定価59万円、4〜7色対応)用に修正カーブを作製して無償提供する。熱処理機としては、プレスタイプ、平面コンベアタイプ、輪転タイプなどがある。COMPU-DIF社のポリメリック機(ヒータ幅1220mm)は、ヨーロッパで屋外4年保証されているFIRSTビニルの処理もできる非接触平面コンベアタイプ熱処理機。

 インクの色標準セットは、CMYK原色のほかオレンジを加えた5色で構成される。希望があればLC、LM色を含めた6色タイプセットも用意する。


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