輪転式昇華熱転写機・NIAGARA発売


 インクジェットプリンタと関連資材商社の(株)サンリュウ(本社埼玉県川口市、代表取締役社長・飛田常司、TEL: 048-294-7396)は、インクジェット昇華印刷システムの研究開発に力を入れてきたが、今回は昇華印刷用の輪転式熱転写機械を開発した。3月から販売を開始する。

 販売する機械のブランド名は、熱処理後の素材が幅広い滝のように落ちてくることから「NIAGARA(ナイアガラ)」と銘々した。価格を押さえるために製造から販売までを日本・韓国・中国の三社で国際分業する。具体的には、部品を韓国で製造し、中国で組み立て、受入検査と研究開発をサンリュウが担当する。これまでの研究データをもとに、機械の細部の変更を続けて最終仕様が決定された。

 NIAGARAは、遠赤外線ヒータを内蔵した熱ドラムと、フェルト製のエンドレスベルトに素材を挟んで送る輪転方式の熱プレス機械。インクジェットで転写紙に印刷された画像を、布やフィルムへ転写するために使用される。これまで輪転式熱プレス機は、アパレル業界向けの大型・高速設備が主流で高価なものしかなかった。NIAGARAの特徴は、価格を押さえたコンパクトな設計。オフセットやスクリーン印刷と比較すると低速なインクジェットシステムに合わせている。

今回の商品は接触して画像を相手側素材にプレス転写するもの。直接印刷と転写印刷の両方の目的に使用できる。接触式熱処理には平台プレス式機械もあるが、これと比較するとエンドレスの送りができ垂れ幕などの長尺ものの加工ができ、機械価格も安いなどのメリットが挙げられる。

  NIAGARAには、R-1800型 2000型 2400型がある。熱処理可能幅はそれぞれ1500mm 1800mm 2000mm。いずれも、カットシートものの処理を簡単にするため及び長尺ものの曲がりなどを少なくするための作業テーブルが標準付属している。販売代理店も募集して、初年度100台以上の販売をめざす。


*. 戻る
0. TOPへ