昇華捺染転写等の技術資料
技術的な問合せ Q&A
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絹に印刷したいです。
Q: 現在エプソン小型プリンターを使って絹にプリントしていますがエプソンの純
正顔料インクでは、洗濯で落ちてしまい困っています。酸性染料か反応性染料がい
いのでしょうか?
A: 酸性染料での印刷のためには にじみ防止のための前処理と印刷後のスチーム処
理が必要になり大変です。
当社の「Heatset-P(捺染顔料インク)」はどうでしょうか? 170℃で5分程度の
加熱処理で洗濯もできるようになります。
市販の普通のマグカップには転写できませんか?
A:できません。昇華転写には 素材表面に コーティング(ポリエステル等)が必
ず必要です。
他社の昇華インク使ってます。小型転写グッズに興味が
あります。
A: 小型転写グッズはすべてポリエステル/コーティング相当品であり、昇華イ
ンクに対応しています。(弊社の昇華インクで確認しています。他社の昇華インクで
の確認まではしておりません)
お持ちの転写機の形状もあわせてご検討ください。例えばマグカップや皿は、対応
した転写機でないと転写できません。転写機に挟める "厚み" もわかりましたら教
えてください。額やタイルは厚物用転写機でないと転写できないことがあります。
紙送りのローラーの跡がつき白くドット抜けします。
A: 多くの小型EPSONプリンタは、分解して排紙ローラーを取り除く作業が必要
です。紙は奥のローラーが送り出すので、排紙ローラーは不要です。
HANAEインクはインク詰まりはよくありますか?
Q: 以前使っていたインクはインク詰まりを起こし毎年修理(インクヘッドの掃
除)に出していました。HANAEインクはどうですか?
A: インクが詰まる原因はいくつか考えられます。
弊社のお客様で MJ8000やPX6000等でHANAEインクが詰まったというのはあまり聞
きません。 ただ、使い方やインクにもよると思います。
詰まったまましばらく放置するのと、詰まったのをクリーニングしてからしばらく
放置するのでは かなり違いますし、使用頻度にもよります。→使わないときも、
定期的にクリーニングをするほうがいいです。
弊社のHANAEインクの保証期間は3ヶ月です。弊社インクでも使わずに6ヶ月以上入
れっぱなししたりすれば、固まってしまい詰まることがあります。(昇華転写イン
クは その特性上 基本的にあまり長期間持ちません。)
小型プリンタで昇華インクとepson純正インクを併用できますか?
A: 物理的には可能です。チューブ内のインクがすべて入れ替われば、それぞれ
使用できます。
しかし、そのためには ベタ印刷を かなりの枚数繰り返す必要があります。
(色が変わったと 目視で判断します。)このため 実用上は お奨めできません。
綿や絹、ポリエステル全部に昇華転写したいです。あと、
Tシャツの下地の色も生かせますか?
A: 綿や絹へ転写するには それぞれまた別のインクが必要で、インクによっては
スチーマーなどの設備も必要です。昇華インクを使ったポリエステル生地への転写
よりも 大きな設備投資が必要になることがあります。弊社サイトに 解説文や説明
ビデオがありますので、ご参照ください。
昇華転写なら 転写されるのは画像部分のみですので下地を生かすことはできます。
ただし、逆に白以外の下地ですとその色の影響も受けることになります。 (通常は
白いTシャツへ転写します)
また、昇華インクはポリエステル生地への転写となります。Tシャツの場合も 転写
面がポリエステル生地になっているものが必要です。
小型転写機の最高圧力と調整できる温度範囲は、どれくらいで
しょうか? Tシャツ用熱プレス機を探してます。
A: 温度は 160℃〜200℃で使用されています。(さらに低くすることもできますが
通常の転写印刷への使用では この範囲です)
圧力は 布地等への転写に十分な範囲で調整できます。(最高圧力等の数値データは
公表されていません)
insta社は 世界でトップシェアのメーカーです。国外/国内で既に 多数の販売実績
があり、圧力が問題になることはないと判断しています。
直接印刷と転写印刷について詳しく教えてください。
A: 直接印刷と転写印刷の工程と使用資材は以下のとおりです。
直接印刷:HANAEインクで 直接印刷用素材へ印刷 → 加熱発色処理 → 洗浄処理
(通常は必ず洗浄処理が必要。素材にインク受理層が必要なので転写用素材より素
材価格は高め)
転写印刷:HANAEインクで、転写紙へ印刷 → 転写用素材へ熱転写(まず転写紙へ
印刷して、昇華転写用素材へ転写します)
さらに詳細な説明は別の技術資料をご参照ください。
高耐光昇華インクと通常の昇華インクの耐光性の差
はどれぐらいあるのですか
A: 2倍以上の差があります。→ HANAE-D は耐光性国際規格 BWS(ブ
ルー・ウール・スケール)で、一般顔料インク同等のレベル5,6にランク。 耐光性
を高めたHANAE-IIIインクは社内テストでの確認ですが、BWS7にランクされ
ています。
転写紙の薄手と厚手がありますが、どういう用途で
使い分けしたらいいのでしょうか?
A: インク量が多いベタなどを多用する場合、厚手を使います。転写紙は 紙
なのでインクを多量に塗布すると 一時的にふにゃふにゃになるからです。厚手
ならそれが抑えられます。 ベタでない場合はコストの安い薄手を使用します。
昇華転写の方法では、綿100%のものは印刷できな
いでしょうか。
A: 昇華転写用(直接印刷も可)のフロッキー転写紙を使用すれば可能です。
画像の受像膜転写シートを用いても可能になりますが、この商品は現在開発
中です。
ポリエステル・綿混紡のものでは昇華転写は可能で
しょうか。
A: 綿が30%まで混じったもののTシャツは、実際に昇華転写され販売さ
れているようです。
コピー転写紙の場合は、綿100%でも、ポリエステル・
綿混紡でも転写可能ですか?
A: コピー転写紙は、剥離紙の上に塗った樹脂フィルム層が顔料と一緒
に布に転写されます。従って綿であってもトナーと樹脂が接着します
。混紡も同様な理由から転写可能です。
昇華転写との違いは、耐洗濯性が昇華転写ほど無いこと、発色が昇
華染料ほど鮮やかでない、素材に樹脂が付着するので異物感(ごわご
わ感)が残るなどです。
転写用布のメーター売りはしていただけるのでしょうか?
A: 申し訳ありませんが1本単位の販売のみとなっております。
ものによってはA4程度のサンプルをお出しできるものもありますので、
資材部にお問合せください。
昇華転写紙をアルプスのプリンタ(インクリボン方式)
で使えませんか?
A: インクリボン方式でプリントということなので、溶融型顔料か
溶融型昇華転写と思います。結論として、両方ともうまく行きませ
ん。当社昇華転写紙は、その上に乗った樹脂分を転写する性質が無
く、又昇華色素を浸透させる受容層膜も無いからです。
屋外で最低10年は消えない昇華転写は可能ですか?
A: 屋外で最低10年消えないもの というのを 印刷手法で行うのは
大変困難だと思います。弊社の高耐候型の昇華インクを使っても、
他社の高耐候型の溶剤型インク等を使用しても、普通は無理です。
フッ素コーティングをすれば もしかしたら 持つかもしれませんが
弊社では コーティング剤は取り扱っていません。
申し訳ありませんが、他社(他の方式)をご検討ください。
家庭用のアイロンで転写できませんか?
A: 昇華転写するためには 家庭用のアイロンでは熱量/圧力が不足で
す。転写機が必ず必要となります。
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